頚椎の関節生理学

人の骨の基本的な構造は、他の哺乳動物とほぼ同じですが、二足歩行をするため、骨格の形状にある特徴があります。

 

 

●生理的弯曲

人は、生まれたばかりのときは背骨は真っすぐの状態ですが、生後3〜4ヶ月頃の「首がすわる」という時期に入ると、、首周囲の筋肉がしっかりしてきて、頭を持ち上げることでできるようになります。このときに頚椎の前弯を形成します。

 

その後、6〜8ヶ月頃に「ハイハイ」を始めますが、このときに腰にも前弯を形成することになり、人の基本的な生理的弯曲が出来上がります。

 

そして、下肢の筋肉が出来上がってきたときに二足歩行を始めます。

 


二足歩行を始めるまでには個人差があります。特に身体的な問題がなければ、その時期が来たら二足歩行ができるようになります。
無理に二足歩行をさせてしまうと、十分な腰の前弯ができる前に二足歩行を覚えてしまうため、バランスの悪い骨格になります。

 

生理的弯曲

 

背骨というのは、積み木のように積み重なった構造をしており、骨と骨の間には椎間板が存在し、クッション代わりになっていますが、それに加えて生理的弯曲も重力の力を分散させて骨自体にかかる負荷を緩和させる役目があります。

 

 

●頚椎の生理的弯曲

人の頚椎には基本となる角度があり、第2頚椎〜第7頚椎の関節面に線を引き、計測をした場合、30°〜35°の範囲が適当な角度になります。

 

また、第7頚椎の関節の角度は、水平線に対して10°前後が正常値とされています。

 

頚椎の正常な生理的弯曲

 

 

●頚椎の屈曲、伸展

頚椎の屈曲、伸展では、第2頚椎の動く範囲を測定した場合、約100°前後が正常範囲とされています。
咬口線の角度の測定おいては130°となるため、その差となる30°が第1頚椎と後頭関節の稼働範囲になります。
頚椎の屈曲、伸展

 

 

●頚椎の側屈、回旋

頚椎の側屈では、第1頚椎に線を引き、水平線との角度を計測したとき、左右に45°まで側屈できるのが正常な頚椎です。

 

また、回旋については、頭部に垂直に線を引き、左右に80〜90°の回旋が正常とされています。

 

頚椎の側屈、回旋

 

 

このように、頚椎には正常な稼働範囲というものがあり、施術の際にも、この稼働領域のテストをして、術前術後の改善レベルの指標にしています。

 

この頚椎の稼働範囲に問題がある場合、必ず神経系からくる体調不良、もしくは頚椎と関係する筋肉の緊張などからくる頚部の痛みや、だるさを起こしてしまいます。

 

 

 

 

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